archlinuxの更新でQEMU関連ファイルがエラーを吐いた話

ある日、パッケージ更新をしようとした所以下のようなエラーが表示された。

エラー: 処理を完了できませんでした (衝突しているファイル) seabios: /usr/share/qemu/bios-microvm.bin がファイルシステムに存在しています (qemu によって所有されています) seabios: /usr/share/qemu/vgabios-ati.bin がファイルシステムに存在しています (qemu によって所有されています) エラーが発生したため、パッケージは更新されませんでした。

Wikiを調べた結果、「qemuは3つのパッケージに分割された」という趣旨のリリースがあった。
この変更のせいで変な競合の仕方をしたと思われる。

www.archlinux.jp

というわけで、一旦消してから入れ直すことにした。

なお、筆者の場合QEMUVirtualBox用にインストールしたものであり、 現在もいくつかVirtualBoxの環境を持っている。
ただ、アンインストールしたとしてもいきなりユーザーデータを消したりはしないだろう ということでそのまま削除した。

結果、滞りなく更新は終了し、VirtualBoxも以前と変わりなく利用できた。

以上

余談

見返した所、更新の実行前に時に以下のような確認が出ていたので、 ここでそのままYesにしても同じ結果になったかもしれない。

:: qemu を extra/qemu-desktop に置き換えますか? [Y/n] n

ただ、毎回ちゃんとそのまま置換できるパッケージが提案されるとは限らないと思うので、 一応確認したことは意味がある…はず。